バチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂は、ローマ観光で絶対に外せないスポットです。
カトリック教会の総本山なので、毎日世界中からたくさんの人が訪れています。
セキュリティチェックがあるためいつも混んでいて、時間によっては1〜2時間並ぶことも!
バロック・ルネッサンス様式の教会は、その大きさや豪華な装飾に圧倒されます。
とても神聖な場所なので、ミニスカートや肩が出ているような露出が多い服だと入場できません。
特に夏場は服装に気をつけてくださいね。
大聖堂だけでなく、ミケランジェロの「最後の審判」や、ラファエロの作品があるバチカン美術館も見逃せませんよ。
サン・ピエトロ大聖堂は重厚感のあるバロック様式
サン・ピエトロ大聖堂の歴史は古く、4世紀には既に建設されていました。
キリストの一番弟子である、初のローマ法王ペテロのお墓の上に建てられたのが始まりと言われています。
老朽化のため1度再建され、現在の大聖堂は1626年に完成しました。
重厚感や華やかを全面に出すようなバロック建築で、外観はもちろん内装もため息が出る美しさです。
ブラマンテという人物が設計・着工してから完成まで100年以上かかっていて、ミケランジェロやジャン・ロレンツォ・ベルニーニなど有名な建築家も携わっています。
サン・ピエトロ大聖堂へ行くおすすめの時間帯
毎日たくさんの人が訪れるサン・ピエトロ大聖堂は、いつも行列ができています。
建物への入場は無料ですが、セキュリティチェックが必要なため1〜2時間、多い時はそれ以上並ばなければいけません。
会場してすぐの時間はまだ人が少ないので、時間を有効に使いたい方は早朝に行くのがおすすめです。
人が少ない時間だと、教会の厳かな雰囲気をより感じることができますよ。
基本的に休館日はありませんが、ミサや宗教行事が行われる日は入ることができませんので、事前に調べておきましょう。
クーポラと呼ばれる屋上のテラスは有料で、エレベーターを利用すると10ユーロ、階段で上る場合は8ユーロが必要です。
エレベーターを利用する場合も、320段の階段を上らなければならないので是非エレベーターを利用しましょう!
ミケランジェロの作品があるバチカン美術館も必見
バチカン美術館は、20以上の美術館で構成されています。
その中でも、システィーナ礼拝堂はミケランジェロの作品「最後の審判」があることで有名です。
サン・ピエトロ大聖堂とバチカン美術館の間にあり、バチカン美術館のチケットを購入すれば入ることができます。
「最後の審判」は、縦14メートル、横13メートル以上の大きな作品で、個人の作品としては史上最大の大きさです。
礼拝堂はとても神聖な場所なので、写真撮影と私語が禁止されています。
他で見ることはできないので、是非その目に焼き付けてくださいね。
ほかにも、4つの部屋で構成された「ラファエロの間」も見ておきたい作品のひとつです。
「コンスタンティヌスの間」、「ヘリオドロスの間」、「署名の間」、「ボルゴ火災の間」と分かれていて、時期によって順路が決められています。
その作品も細かいところまで繊細に描かれているので、どれだけ眺めても飽きません。
規模も大きく作品数も多いので、見たい作品は事前にチェックして見逃しのないようにしておきましょう。
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