エジプトの首都カイロにあるエジプト考古学博物館。
エジプトを訪れたら絶対に外せない観光スポットです。
展示物の収蔵点数の多さ、歴史的価値で有名な博物館であり世界中の観光客がひっきりなしに訪れるエジプトの観光名所です。
この記事では、
- エジプト考古学博物館とは?
- ツタンカーメンはここで見れるの?
- 見どころを知りたい!
- 写真撮影はできる?
このような疑問にお答えする内容となっています。
エジプト考古学博物館について知りたい方は、参考にしてみてくださいね。
エジプト考古学博物館とは

エジプト考古学博物館は、エジプトの首都カイロにある国立の考古学博物館で通称カイロ博物館と呼ばれています。
1835年に設立し1902年に今の建物が造られてからは、毎年多くの観光客が訪れています。
収蔵点数は20万点にものぼり、その全てを見るには1ヶ月はかかると言われるほど。
館内には、ツタンカーメン王の墓から発掘された黄金のマスクや玉座、カフラー王座像、ラムセス2世のミイラなど古代エジプトの至宝が展示されています。
ちなみにラムセス2世とは、古代エジプトの中で最も偉大で最高の権力を誇った王です。
老朽化が進んでいるため、ギザで建築中の大エジプト博物館へ展示物が引き継がれる予定です。
エジプト考古学博物館の見どころ
エジプト考古学博物館は見どころ満載なのですが、特に見ていただきたいのは以下の3つです。
- ツタンカーメンの黄金マスク
- ツタンカーメンの墓や副葬品
- 王族のミイラや棺
どれもこれも国宝級なのでオススメですが、もし時間があまり取れないという方はツタンカーメンの黄金マスクだけでも一目見てください。
ツタンカーメン

エジプト考古学博物館最大の目玉は、何と言ってもツタンカーメンの黄金マスクでしょう。
ツタンカーメンは、古代エジプト3100年の歴史の中で最も有名な王です。
ツタンカーメンの墓が1922年に発見されると世界で一躍有名になり、現在に至るまで研究や分析が行われています。
ツタンカーメンのマスクや副葬品は、博物館の2階奥に展示されていて撮影は禁止です。
金銭価値にしたら300兆円は下らないとされる超貴重品を、ガラスのケース越しに見ることができますよ。
ガラスを埋め込んだとされる青や赤のストライプ模様や、蛇の装飾模様は見事のひと言!
また、ツタンカーメンのミイラは、発見されたエジプト南部ルクソールにある「王家の谷」に眠っています。
ミイラ

ラムセス2世を始めとする、歴代のファラオやその家族のミイラを間近で見る事が出来ます。
3000年ほど前に生きていた方々が眠っているミイラ室は2つあります。
ミイラには髪の毛や歯、爪の先までしっかり残っていて、当時の保存技術に驚きますね。
館内には他にもワニや犬、魚などの動物ミイラが展示されているんですよ。
ここは写真撮影が禁止なので、しっかりと目に焼き付けておきましょう。
エジプト考古学博物館の見学
入場料

入場料のみのチケットも買えますが、ツタンカーメン室とミイラ室は別途料金がかかります。
でもせっかくここまで来たら、ツタンカーメンのマスクとミイラも見て頂きたいです。
料金は結構な頻度で変わっているので、行く前に調べてから行きましょう。
また大きな荷物がある場合は、「セーフティボックス」と言う無料の荷物預かり所があります。
ただし係員からそれとなくチップを要求されますのでご注意を。
写真撮影

館内でのカメラ撮影は入場料の他に料金がかかります。
- 写真撮影 50EGP(約325円)
- 動画撮影 300EGP(約1950円)
でも、スマートフォンでの撮影は無料というから驚きです。
また、ツタンカーメンの部屋、黄金マスクの部屋、ミイラの部屋は撮影禁止なのでご注意くださいね。
EGP:エジプトポンド
英語の解説が少ない

エジプト考古学博物館は英語での解説がほとんどありません。
訪れた方の感想で「もう少し英語の説明があってもいいのではないか?」という苦言がありましたし、私も初めて訪れた時は同じように感じました。
また、日本語の解説もパンフレットもありません。
個人で旅行される場合は、日本語の出来るガイドを雇うことをオススメします。
展示物をただ見て回るだけでも十分楽しめるのですが、説明も理解できたらより深く楽しめますよ。
ミュージアムショップ
館内にはミュージアムショップがあります。
ツタンカーメンのオブジェや人形、キーホルダー、日用雑貨など充実しています。
博物館カタログもあり、書籍により日本語版もありますので帰宅後も楽しめますよ。
オススメは、Cleo Choco(クレオチョコ)。
シロップ漬けにしたデーツ(ドライナツメヤシ)を、チョコレートコーティングしたものでとても美味しいですよ。
またショップだけの利用でしたら入場料はかかりませんので、買い忘れたものがあっても安心ですね。
まとめ

以上、エジプト考古学博物館についてご紹介しました。
- 収蔵点数20万点以上のエジプトの観光名所
- ツタンカーメンの黄金マスクが見どころ
- 撮影できる部屋、できない部屋がある
- 英語の解説は少ない
このようなことがお分かりいただけたかと思います。
今後老朽化の為、ツタンカーメンのマスクなど10万点の展示物が大エジプト博物館へ引き継がれる予定です。
このプロジェクトには日本も参加し、支援しているんですよ。
今の歴史ある博物館で展示物を見たい方はお早めに行かれることをおすすめします!