こんにちは、杉本です!

今回はエジプトを訪れたら絶対に行っておきたいおすすめの観光地TOP10をご紹介したいと思います。

歴史的建造物や遺跡など、見るべきものが数多く存在する魅力的な国です!

この記事では、エジプトといえばここ!という超有名スポットから、日本ではまだあまり知られていない穴場リゾートまで網羅して紹介しています。

なかなかアフリカ大陸に観光に行く人は多くないと思いますが、気持ちだけでも行ったつもりになってもらえたらと思います。

観光案内を踏まえてレポートさせていただきますので、エジプト旅行を企画している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

スエズ運河 (Suez Canal)

あまり聞き慣れないかもしれませんがスエズ運河は世界三大運河の1つで、地中海と紅海を結ぶ人口運河です。

1869年に開通したことで、アフリカ大陸をぐるっと回らずに、ヨーロッパとアジアを海運で連結することが可能になりました。

見どころは何と言っても、クルーズ船から眺めるムバラク平和橋です。

別名、日本とエジプトの友好の橋(Japan-Egypt Friendship Bridge)とも呼ばれています。

運河水面から70mもの高さがあるこの巨大な橋は、実は日本が60%の工事を負担しています。

アフリカとアジアを繋ぐの橋として有名ですよ〜!

またスエズ運河の両側に広がる広大な砂漠の地平線や、船が行き交う運河の様子はなかなか見ることができない風景です。

スエズ運河はクルーズで行くと面白いと思います。

私も客船で勤務していたときに何度か通っているのですが、毎回感動していました。笑

カイロ (Cairo)

カイロはエジプトの首都として知っている方も多いのではないでしょうか?

そんなカイロは、魅力的な観光地が多い都市です。

最低限押さえておきたい観光地は以下の5つです。

  1. エジプト考古学博物館
  2. カイロ歴史地区
  3. ガーマ・ムハンマド・アリ
  4. ハーン・ハリーリ
  5. 聖ジョージ教会

ピラミッド観光だけではなく、カイロもぶらぶらすると楽しいと思います!

エジプトのイメージとは異なり、資源豊かな都会ですよ〜

エジプト考古学博物館 (Egyptian Museum)

エジプト考古学博物館は国立の考古学博物館で、通称カイロ博物館と呼ばれています。

世界的に見て巨大な博物館という訳ではありませんが、年中無休で、収蔵点数は20万点にもなり、歴史を感じる展示品がたくさんあります

誰もが教科書で見たツタンカーメン王の黄金のマスクや、ラムセス2世のミイラなど、古代エジプトの至宝が展示されています

1日かけてゆっくりと見て回りたい博物館です。

カイロ歴史地区 (Historic Cairo)

カイロ歴史地区は、旧市街地のイスラム地区とカイロ発祥の地であるオールド・カイロ地区からなり、世界遺産に登録されています

600を超えるモスク(寺院)と1,000を超えるミナレット(塔)があり、「千の塔の都」として有名です。

またカイロはイスラム世界において学問都市として栄えていたとされています。

世界最古の大学であるアズハル大学があることも有名ですね。

ちなみにアズハル大学は今も大学として機能しており、アジアからも大勢の留学生を受け入れています。

その他にも、カイロで最も高いミナレットを持つ、スルタンハッサン・モスクもカイロ歴史地区の見所の1つです。

ガーマ・ムハンマド・アリ (The Mosque of Muhammad Ali)

モスクの中でも観光客に最も人気なのが、ガーマ・ムハンマド・アリです

人気の理由は、ガーマ・ムハンマド・アリの最大の魅力である内部の美しさにあります。

息をのむほどに美しい巨大なシャンデリア、天井から吊るされたライトの輝き、ステンドグラスの神聖さ、緻密な幾何学模様

時を忘れて、モスクの荘厳な雰囲気に包まれたひと時を過ごすことができますよ。

内観もさることながら、外観も巨大なミナレットがそびえ立つ様はまさに圧巻です!

ハーン・ハリーリ (Khan El-Khalili)

ハーン・ハリーリはカイロ最大のスーク(市場)です。

ちなみに、色とりどりの雑貨が立ち並ぶ市場のことをスークと言います!

ハーン・ハリーリへと続く道すがらにも、衣類や小物を売る露店が延々と続き、楽しみながら買い物をすることができますよ〜

足を運べば、素敵なお土産が見つかること間違いなし

エジプトでは値引き交渉必須ですから、是非色々と価格交渉してみてくださいね。

聖ジョージ教会 (Greek Orthodox Church of St. George)

聖ジョージ教会は、バビロン要塞跡に立つギリシア正教の教会です。

ドーム状の礼拝堂をもち、ドラゴン退治の伝説で有名な聖ジョージを祀っています

教会内は、美しいステンドグラスやシャンデリアがあり見応えたっぷりです。

その昔、イエス・キリストの家族が難を逃れるためエジプトに渡った際、身を寄せたという伝承があります。

現在は入り口付近に土産物屋が並び、コプト織り(コプトの人々によるつづれ織り)を売る露天もあります。

石畳の道を歩きながら、歴史に想いを馳せてみるのもいいですよ〜!

ギザの3大ピラミッド (Giza Pyramid Complex)

エジプトの首都カイロを少し離れると、最も有名な世界遺産の1つである「ギザの3大ピラミッド」があります。

200個以上の世界遺産を見てきた私の中でも最もオススメしたい世界遺産の1つです!

ちなみに3大ピラミッドとは、

  • クフ王のピラミッド
  • カフラー王のピラミッド
  • メンカウラー王のピラミッド

のことを指します。

その側に佇むスフィンクスの姿と合わせてエジプトの象徴的な景色ですよね。

3大ピラミッドの中でも「クフ王」のピラミッドは、高さが約150メートル、重さ平均2.5トンの石が約230万個使われています。

これ、実際に見るとその信じられない景色にびっくりすると思います。

本当に言葉では言い表せないほどの圧倒的な存在感なんですよ〜!

ついつい登ってしまうのですが、これをやると結構怒られるので気を付けてくださいね。笑

ちなみにかつてギザの台地は、海の底にあったとされています。

そのため、台地の石灰岩は硬い層と軟らかい層が交互に重なっており、風化による侵食が今なお進行している状態です。

たびたび修復はされていますが、今の姿を見れるのはもしかしたら私たちの世代が最後かもしれません。

ちなみに3大ピラミッドとは言いますが、周りには他にもたくさんピラミッドがあり、現地では9ピラミッドと言われていました。

ラクダに乗って片道30~40分かけて行くのですが、9ピラミッドを遠くから眺められる場所はおすすめですよ〜

ここからの景色は本当に感動するので、ピラミッドに行った時は是非挑戦してみてくださいね!

ラクダに乗るための交渉では事前にしっかり料金の確認などをしないと、強引にラクダに乗せてぼったくり料金を請求されたという人の話も聞いたので気を付けましょう。

相場は3000円くらいなので、参考にしてくださいね。

アレキサンドリア (Alexandria)

アレキサンドリアは、カイロに次ぐエジプト第二の都市です。

別名、地中海の真珠とも呼ばれるお洒落な名前の港町です。

街中に英語の看板も多くて、どことなく欧米の雰囲気が漂う観光都市となっています。

そんなアレキサンドリアでおすすめのスポットは、なんといってもカイトベイ要塞

軍事博物館として一般に開放されており、市民の憩いのスポットとなっています。

カイトベイ要塞は、世界七不思議の1つだったアレキサンドリア灯台の跡地に建てられています。

アレキサンドリア灯台は1323年に地震で崩壊してしまったのですが、カイトベイ要塞の建造にはその資材が使われています。

それほど昔の資材で建てられた建造物が、今なお現役で建っているというのが驚きですよね!

カイトベイ要塞の他にも、アレキサンドリアは古代遺跡や図書館など、見どころ満載の都市です。

終日観光しても飽きないほどのボリュームですし、港町なので新鮮なシーフード料理も楽しめますよ〜

カイロとはまた一味違ったエジプトの魅力を感じます!

聖カトリーナ修道院 (Saint Catherine’s Monastery)

聖カトリーナ修道院は、シナイ山の麓にある正教会です。

キリスト教正教会の、世界最古の修道院として現在も機能しています。

ちなみにシナイ山はモーセが十戒を授かった場であり、キリスト教屈指の聖地なんですよ!

周囲の土と同色の外観なので、修道院というよりまるで要塞な感じがします。笑

内部には素晴らしいイコン(キリスト教の出来事等を描いた絵画)が飾られています。

カイロからの道のりはなかなか厳しいのですが、多くの信仰者が訪れる名スポットとなっています。

アブシンベル神殿 (Abu Simbel)

ここもかなり有名な場所なので、一度は見たことがある方が多いのではないでしょうか?

アブシンベル神殿は、エジプト南部、スーダンとの国境近くにある岩窟神殿です。

岩窟神殿とは、その名の通り岩を掘って作られた神殿のこと。

エジプトには本当に人の力で作ったとは思えない建造物が多いですよね。

ちなみにアブシンベル神殿は、大神殿と小神殿があります。

大神殿の入り口には、ラムセス2世の像が4体鎮座しています。

そのうち1体は、神殿完成後に起こった地震によって半壊しています。

ですが、取れた頭部はそのまま転がっており、像のえぐれた様が残されていますよ!

この神殿は、年に2回だけ神殿の奥まで陽の光が届きます。

ラムセス2世の生まれた日と、王位に即位した日がそれにあたるとされ、観光客に大変人気の日です。

また、アブシンベル神殿は世界遺産のきっかけを作ったことで有名です。

世界遺産好きには垂涎ものの建造物と言えるでしょう!

ルクソール (luxor)

ルクソールは、ナイル川中流域にある都市の名前です。

川を挟んで東岸と西岸に分かれています。

古代エジプトの都、テーベがあった場所なので遺跡や神殿など数々の見所がありますよ。

ルクソールを訪れたら見ておきたい場所が以下です。

  • 王家の谷
  • 優雅なルクソール神殿
  • カルナック神殿
  • メムノンの巨像
  • ハトシェプスト女王葬祭殿

ツタンカーメンのお墓がある王家の谷は特に人気の観光スポットです!

この街は、日中は日差しが強いのでサングラスが欠かせません。

遺跡の中は日陰のある場所も多いですが、日焼け対策はしっかりとしておきましょう

お墓では写真撮影できませんが、神殿内は撮影可能です。

もう1つ人気のカルナック神殿はとにかくスケールが大きい建物ですので、ゆっくり散策して素敵なフォトジェニックスポットを見つけてみてくださいね。

ナイル川 (Nile River)

ルクソールと同時に訪れたい場所がナイル川です!

ルクソール観光をたっぷりして、ナイル川クルーズで優雅にディナーを楽しむ。

というルクソールとアスワン間を巡航するルートが人気ですよ〜

世界最大級の河川であるナイル川は、古代エジプト文明を生み出し、現在のエジプトを支えています。

古代ギリシアのヘロドトスが「エジプトはナイルのたまもの」という名言を残したくらいですから!

豪華客船でゆったり巡るもよし、伝統的な帆船フェラッカで巡るもよし、のんびりとナイル川で黄昏れて見てくださいね。

ダハブ (Dahab)

隠れた観光地であり、旅好きは必ずと言っていいほど立ち寄るスポットが、エジプト東部のシナイ半島にある小さな街のダハブです。

人気の理由は以下の通り。

  • 世界有数のリゾート地
  • 透明度抜群の美しい紅海
  • 英語が通じる
  • 充実のマリンアクティビティ
  • 物価が安い

ダハブはかつてイスラエル領だったので、観光開発が進められていました。

エジプトに返還後も、そのまま開発が進んだこともあって現在のようなリゾート地になったそうです。

物価が安く、格安でリゾートを楽しめると言うのが人気の理由でしょうね。

紅海というのは世界でも3大のダイビングスポットと言われる透明度が抜群の海ですから、是非一度は訪れてみてください。

カイロからはバスで9時間ほどかかってしまうので短期間の旅行者には向きませんが、長期でエジプトを楽しみたい方にはおすすめの街です!

フィラエ神殿 (Philae)

フィラエ神殿は、エジプト南部フィラエ島にある古代エジプト文明の遺跡です。

イシス女神を祀るイシス神殿が有名で、人気の観光スポットとなっています。

フィラエ神殿は、ナイルの真珠と呼ばれる美しい島であるフィラエ島にあります。

エジプトらしい細かい装飾や、巨大な彫刻の数々には圧倒されること間違いなし!

ちなみにフィラエ島は、夜にはライトアップされるので、昼間とはまた違った表情のフィラエ神殿を見ることができますよ〜

訪れる前にチェック!エジプトの基本情報

文化、気候、治安面の注意点など、エジプト観光の際に気を付けたいことも簡単にまとめておきます。

気候について

砂漠気候の為、雨はほとんど降りません

5~9月の夏は30度を超え大変暑いので観光には少し不向きです。

11月~2月の冬は温暖ではありますが、雨が降ると想像以上に寒くなります!

それ以外の時期がベストシーズンと言えます。

一日の気温差が激しいことも念頭に置いて服装の準備をした方が良いかもしれません。

航空券の値段について

日本からの渡航の場合はゴールデンウィーク、お盆、年末年始の時期は価格が高騰しています。

1月中旬から3月上旬が一番安いです。

10月からクリスマス前までもハイシーズンの為、普通よりは高くなっています。

ホテルの値段について

基本的には航空券の時期と同じですが、エジプトはヨーロッパからの観光客が多いので、イースター(4月上旬)の時期と涼しくなるオンシーズンは高いです。

ピラミッドが見えるホテルは以下の2つがおすすめ!

エジプト国内のホテルでは観光客に絶大な人気のホテル、「ル・メリディアン・ピラミッド(一泊$150〜)」。

プールからピラミッドを見ることができ、ピラミッドエリアまで徒歩で約10分というアクセスの良さが人気の秘訣。

ホテル内の設備も整っていて、初めてエジプト観光をする人にとっては使いやすい環境です。

カジノもある本格リゾートホテル、「メナ・ハウス・オベロイ(1泊$180~)」。

元々は宮殿として使われていた建物で、ピラミッドに最も近いという抜群の立地。

客室は随所にアラビアンテイストをとりいれていて、アラブの王宮の部屋をイメージした独特のインテリアです。

そしてオードリー・ヘップバーンやマドンナのお気に入りでもある、ピラミッドを独り占めできるようなプレジデンシャル・スウィート(1泊$1100)が、とっても有名ですよ〜

治安について

詐欺・ボッタクリは他の国に比べると若干多いですが、基本的には凶悪な犯罪は少なく治安のいい方だと思います。

ただ、稀にテロが発生することもあるので、渡航情報は一度確認した方がいいと思います。

個人的な感覚ですが、商品代金はだいたい相場の10倍くらいを言ってくることが多いです。

あまりいらないものも多いと思いますが、欲しい場合は言い値の10分の1くらいまでは値切れる可能性が高いと思います。

写真を撮ったり、撮ってもらったりしてもお金を請求されるので、この辺りはうまくやりましょう。

エジプトの人は結構人懐っこい性格をしていて、すぐに打ち解けられる雰囲気なのですが、ピラミッド周辺の人たちは少しタチが悪い場合もあります。

エジプトで人類の歴史を感じよう!

以上、エジプトのおすすめ観光地TOP10をご紹介させていただきました。

エジプトには他にも全長6650kmで世界一を誇る大河のナイル川、透明度世界一と言われる紅海、7000年という無比の文化歴史的建造物など、素晴らしいものがたくさんあるのですが、その中でもやはりピラミッドはNo.1だと思います。

是非チャンスがあれば訪れてみてくださいね。

尚、エジプトでは氷や水はとてもお腹を壊しやすいので、ミネラルウォーターは必ず持っておきましょう

またピラミッドへの入場は閉まる時間も早いので、朝から訪れることをおすすめします。

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