イタリア・ミラノ観光で見逃せないのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」です。

映画「ダヴィンチ・コード」にも出ていて、美術に詳しくない人でも知っている人が多いのではないでしょうか?

実はこの最後の晩餐は、ミラノにあるドメニコ修道院にあります

人気の観光地ですが、貴重な壁画を守るため完全予約制となっていて、当日行っても見ることはできません。

この記事では、最後の晩餐を見るための行き方や予約方法・入場料などを徹底解説していきます。

最後の晩餐はイタリア観光のハイライト

最後の晩餐は、キリストが処刑される前夜、12人の弟子(使徒)と共に食事するシーンが描かれたとても有名な作品ですよね。

ドメニコ修道院で見ることができ、その隣のサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会と2つの建物は1つの世界遺産として登録されています。

この壁画は、テンペラ画という湿気などのダメージを非常に受けやすい技法で描かれていて、過去には塗料が剥がれてしまったこともありました。

何度も修復作業が行われ、絵が描かれた1498年から500年以上も奇跡的に守られています

最後の晩餐は、このレオナルド・ダ・ヴィンチ作品が有名ですが、実は同じ聖書のエピソードを元に他の画家が描いた作品が数点あります。

描き方が画家によって違うので、その違いを見比べて見るのも面白いかもしれませんね。

最後の晩餐だけでなく建物も必見

ドメニコ修道院は最後の晩餐があることで有名ですが、隣のサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は素晴らしい建造物なので必見です。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は1469年に完成したゴシック様式の建物で、内部はドーム型になっていてとても広い構造となっています。

外観は綺麗なレンガ色で、中には回廊つきの中庭もあり見どころが満載です。

イタリアの教会は全体的に大きいですが、この教会も例外ではなくその大きさや装飾に驚きます。

最後の晩餐だけ見て帰る方も多いのですが、中世ヨーロッパの空間を存分に感じられる教会も是非堪能してみてくださいね。

最後の晩餐への行き方や予約方法

最後の晩餐は絵画の劣化を防ぐため、1回あたり25人以下で15分ごとに入れ替えという厳しい観覧制限が設けられています。

2〜3ヶ月前からオンラインで予約ができますが、世界中から予約が殺到するので早めに予約してくださいね。

特にハイシーズンは争奪戦になるので、予約開始日をチェックしておくのがおすすめです。

直前や当日は予約が埋まっているので、行く日が決まったら必ず予約しておきましょう。

予約方法

オンラインでの予約は、こちらの公式サイトで行うことができます。

サイトにアクセスしたら、「CENACOLO VINCIANO (最後の晩餐)」を選択し、日付を選びます。

カレンダーの日付が緑色であれば予約が可能ですが、予約がいっぱいだとグレー、休館日は白色になっているので注意してください

日にちを選んだら、8時15分〜18時45分の間で希望の時間を選びましょう。

日時が決定したら会員登録をし、予約者の名前や住所・身分証明書の番号(パスポート番号)など必要事項を入力します。

必要枚数を選んだら、最後にクレジットカード番号を入力し支払い完了後に予約が確定されます。

クレジットカード番号を入力する前に予約番号が表示されますが、支払いが完了していないと予約が有効にならないので気をつけてくださいね。

入場料金

予約時に入館料として12ユーロ(予約料として2ユーロを含む)が必要です。

また、9時30分・10時・15時30分・16時の回はガイド付きのツアーになるので、自動的に3.5ユーロが追加されます。

予約が完了すれば、登録したメールアドレスに確認番号が送られてくるので、予約時間の30分前に行ってチケットをもらいましょう。

20分前までに受け取らないと自動的にキャンセルになってしまうので、時間に遅れないように気をつけてくださいね。

行き方や交通機関

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会があるミラノは地下鉄があるので、それを利用しましょう。

最寄駅は、地下鉄1号線と2号線が通るカドルナ(CADORNA)駅です。

駅から教会までは徒歩で8〜10分ほどです。

路面電車のトラムも通っていて、ミラノのドゥオーモから向かう場合はこちらの方が便利です。

当日の予定に合わせて便利な方を選んでくださいね。

イタリアのその他の観光スポットを知りたい方は、以下のページに詳細をまとめています。

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