ケベックはカナダ東部にあり、中世ヨーロッパの馴染みが残る、歴史の深い街です。
北米唯一の城壁都市で、1985年に世界遺産に登録されました。
美しい街並み、雄大な自然は人々を魅了し、たくさんの観光客が訪れます。
驚くことに「ケベック」は、英語圏のカナダで唯一フランス語を公用語としているんですよ。
今回はそんな魅力溢れる「ケベック」についてご紹介します。
ケベックの歴史
ケベックは、長年に渡りフランスとイギリスが取り合ってきました。
約150年もの間フランスの植民地であった事から、言語だけでなく街全体にフランス文化が根付いているのです。
その後、街を流れるセント・ローレンス川を主要な水路として交易が始まり、街は発展しました。
またノートルダム大聖堂は,イギリスに統治された時に反英感情を抑える目的でそれまでのカトリック信仰が認められ、その中心を担ってきた場所です。
フランスとイギリスの抗争や災害で何度も破壊されましたが、その度に再建され今も人々の心のより所となっています。
ケベックの観光
紅葉の美しい秋がベストシーズンで、カエデの木が連なるメープル街道をバスツアーや鉄道で観光するのがオススメです。
また、メープル街道1番の観光名所ローレンシャン高原は、ゴンドラがあり山頂からの景観も楽しめます。
旧市街の中心部は道路が狭く車で通れない所もあるので、馬車が使われています。
観光馬車やレンタルサイクルで、空気を感じながら街並みを楽しむのも最高です!
見どころが多いケベック、ぜひゆったりと時間をかけて堪能しましょう。
ケベックでおすすめのホテル
ケベックを訪れたら、1度は泊まって欲しいホテル「フェアモント・ル・シャトー・フロントナック」。
フランスのお城のようなこのホテルは、1893年に開業された高級ホテルです。
ケベックの街を見下ろす高台にあり、ランドマーク的な存在として知られています。
あのエリザベス女王をはじめ、名だたるセレブも宿泊しているんですよ!
セント・ローレンス川を一望でき、優雅な貴族の気分を味わえます。
ケベックのグルメ
ケベックの伝統料理といえばトルティエール(ミートパイ)が有名です。
家庭によってレシピが違い、まさにケベックおふくろの味。
でも私が一番オススメしたいのは、国民的ジャンクフード「プーティン」です。
フライドポテトにチーズとグレイビーソースがたっぷりかけられていて、やみつきになります!
また、カナダはメープルシロップの有数の産地として知られていますが、その約90%がケベックで作られているんですよ。
お菓子はもちろん、ミートパイのお肉の味付けにメープルシロップを使うなど、ケベックの人々にとって欠かせないものです。
メープルシロップは種類も沢山あるので、お好みのシロップを見つけてぜひ旅のお土産に。
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