ミラノを訪れたら絶対に外せない観光名所、ミラノ大聖堂。

正式名称は「サンタ・マリア・ナシェンテ教会」と言います。

なんと言っても美しいステンドグラスが見所なのと、世界最大級と言われるゴシック建築の迫力は必見

世界遺産に登録されていないのが意外なほど素晴らしい建造物です。

そこで本日は、このイタリアが誇るミラノ大聖堂の歴史と効率的に観光するコツをご紹介したいと思います。

ミラノ大聖堂の歴史

ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)は、1386年に着工され、度重なる戦争のために建設は何度も中断されましたが、約500年もの歳月をかけ完成されました。

多くの芸術家が建築に携わったイタリアでも屈指の建造物です。

中央尖塔の建設で設計案を募集した時には、あの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチも応募しましたが、落選したという逸話があります。

バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂についで世界で2番目の大きさで約4万人収容することが出来ます。

第二次世界大戦の爆撃を運よく逃れ、今でもミラノの象徴として人々に愛される場所となっています。

ミラノ大聖堂の見学ポイント

とても高い天井や、美しい55枚のステンドグラス、白い大理石で作られた芸術性豊かな細工は、とても人間が作ったとは思えないほど素晴らしく押さえておきたいポイント。

階段、もしくはエレベーター(有料)で屋上に登ることができるので、そこからミラノの街を一望するのもおすすめです。

また地下には聖堂と宝物庫があるのでこちらもぜひチェックしましょう

建物の外から見ると135本の尖塔がバランスよく並んでいて、中央の最も高い尖塔の上にはミラネーゼの愛郷心のシンボルと言われる黄金のマリア像「マドンニーナ」が輝いています。

昔はこのマリア像より高い位置に建物を建ててはいけないとされたそうです。

この像にミラノの再訪を祈ると叶うという言い伝えがあるので、訪れた際はぜひ願ってみましょう。

ちなみに大聖堂内にはお土産も売っていて、ドゥオーモについての図書や資料、オリジナルのロザリオや絵はがき等を購入することができます。

ミラノ大聖堂前のドゥオーモ広場もチェック

ドゥオーモ広場はミラノの地理的にも、文化・芸術・商業としても中心となる場所です。

広場の中央にそびえるのは、イタリア初代国王(ヴィットリオ エマヌエーレ 2 世)の巨大な像。

その初代国王の名が付けられた ガッレリア(ドゥオーモ広場とスカラ広場を結ぶ通路として知られるアーケード)は、4階建ての屋内ショッピング スポットで、世界最古のモールと言われています。

待ち合わせ場所としても使われ、日本の渋谷ハチ公前のようなイメージの場所です。

観光の中心地ということもあり、スリの被害も多発する場所なので、貴重品の管理には十分注意しましょう!

ミラノ大聖堂のチケットと注意点

チケット予約と種類

大聖堂に入るにはチケットが必要ですが、種類が分かれています。

  1. 聖堂内のみの見学 3€
  2. 聖堂内+屋上テラス「Duomo Pass STAIRS」250段の階段を自分で登る 13€
  3. 聖堂内+屋上テラス「Duomo Pass LIFT」エレベーターで登る 17€
  4. 優先レーンで移動出来るチケット「Fast Track Pass」を利用する 25€

2・3・4は大聖堂+屋上テラスの他に大聖堂内部にある考古学エリア(洗礼堂)や、ドゥオーモ博物館、サン・ゴッタルド教会の見学も出来るお得チケットです。

中でも私のおすすめは「Fast Track Pass」です。

このチケットは大聖堂内部・エレベーターで屋上へ向かう時、それぞれ優先レーンで行くことができ時間短縮になりますよ。

なお、現地でチケットを直接購入することもできますが、人気スポットのため大変混み合いますので事前にオンラインチケットを購入する事をおすすめします

(オンラインチケットは通常料金に1〜2€ほどの予約料と手数料がかかります。)

ミラノ大聖堂の公式サイト(英語)

見学の注意点

入場する際には、セキュリティーチェックがあり、大きな荷物を持って入ることはできません

またノースリーブや短パンなど、肌の露出が多い服装では入れないこともあるので、念のため夏のシーズンでも羽織るものを持っていくようにして下さいね。

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