イタリアの観光に訪れたら、ピサの斜塔にも足を伸ばしてみましょう。
ちなみにピサというのは地名のことで、ピサの斜塔というのはピサにある斜塔を指します。
ピサは中世イタリアの四大海運都市国家のうちのひとつで、当時は海軍が強くとても栄えていた街でした。
その頃に建てられた城壁が今でも残っていて、現在は観光地として親しまれています。
「花の都」と言われているフィレンチェからも電車で1時間ほどなので、セットで観光するのがオススメです!
半日時間があれば十分なので、是非立ち寄ってみましょう。
ピサの斜塔はイタリアでも有数の観光地
ピサの斜塔は、街の中心部にある「ドゥオーモ広場」というところにあります。
実はこの広場は世界遺産にも登録されていて、大聖堂や洗礼堂などの建築物も有名です。
斜塔は当初から斜めに建てる予定ではなかったのですが、地盤が緩かったため建設途中からどんどん傾いてしまいました。
その傾きのおかげで有名観光地となり、現在は人気のフォトスポットになっています。
手で斜塔を支えるように撮っている人が多いですが、斜塔を抱えるように写真を撮るのがおすすめです。
アイディア次第で面白い写真が撮れるので、工夫しながら撮ってみてくださいね!
斜塔は予約をしていれば中に入ることもでき、頂上からピサの街並みを一望することができます。
階段は大理石なのですが、多くの人が通った場所がへこんでツルツルと滑ることがあるので、登るときは注意してくださいね。
ちなみに塔の一番上には鐘がありますが、これ以上傾斜が酷くならないよう完成から1度も鳴らされたことはありません。
下から見るときも、ピサの斜塔は見る角度によって傾きが違うように見えるので、塔の周りをぐるっと一周してみても面白いですよ。
ピサ大聖堂はロマネスク様式の建築物として有名
「ドゥオーモ広場」を訪れたら、ピサの斜塔だけではなく大聖堂も必見です。
ピサ大聖堂はロマネスク様式の最高傑作とも言われていて、建物の装飾やモザイク画などの芸術品がたくさんあります。
内装はもちろん、外の扉や天井にまで細かいところまでぎっしりと装飾が施されています。
中央の扉には「聖母マリアの生涯」、左右の扉には「キリストの生涯」が彫られていて、非常に細かい作りで圧倒されます。
また、この大聖堂にある大きな吊り下げ式のランプを見て、ガリレオ・ガリレイが「振り子の法則」を発見したとも言われています。
ちなみに斜塔の方では、2つの鉄球を落とし「落下の法則」を発見したことでも有名です。
ピサの洗礼堂は美しい音の響きが人気
広場に入ってすぐ目に入る洗礼堂は、ロマネスク様式とゴシック様式が混在しているとても珍しい建築物です。
上下で様式が分かれているので、どこから変わっているのか確認してみるのも面白いですよ。
内部はシンプルな造りのため音響効果が高く、スタッフが0分と30分にエコーを聞かせてくれます。
笑い声も美しく響くので、装飾だけでなく音の響きも堪能してみてくださいね。
実はこの洗礼堂も斜塔ほどではないのですが、全体的に傾いています。
全体的に地盤が緩くいろんな建物が傾いてしまっていて、広場に立つと平衡感覚が失われそうになります。
イタリアでは、大聖堂・洗礼堂・鐘楼をセットで建てるのが一般的だったので、この3施設は必ず見ておきましょう。
イタリアのその他の観光スポットを知りたい方は、以下のページに詳細をまとめています。